1月21日(水)、午後6時より立命館朱雀キャンパス多目的室において、第31回例会を開催しました。

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70名余りの方にご参加いただきました今回のテーマは、
<日本の未来と人づくり>「グローバル競争時代の新大学像―立命館のいま未来から読み説く」で、昨年12月末で8年間の立命館総長・立命館大学学長の任を終えられた川口清史先生からご講演をいただきました。
立命館がこれまで行ってきた様々なグローバル政策について、
その根底にあった思いや現状を丁寧にお話しいただき、その後、京都産業大学附属中高の粟野聡先生をコーディネーターとして対談形式でお話しを深めさせてもらいました。

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川口先生のお話しは、日本の大学が大きくグローバル教育に向かって動き出していることを強く感じる内容でした。
京都教育懇話会が今年のテーマとして取り上げようとしているダイバーシティー(多様性)を考える問題提起をいただけました。また、粟野先生からは、川口先生がおっしゃるグローバルな資質を育てるためにも、大学入試改革への現場の教員としての期待や疑問も出され、興味深い対談となりました。

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会場からも多くの質問が出されました。「現状では大学が就職予備校化してしまっていないか」という厳しい指摘や、
高校生から「世界に伝える日本の強みは何か」等の質問が出され、一つ一つ丁寧にお考えを聴かせていただくことが出来ました。白熱した雰囲気の中、予定時間を越えて8時前に終了となりました。

川口先生、ありがとうございました。また、ご参加いただきました多くの皆さまにも感謝申し上げます。

今年の京都教育懇話会では、
「問われる画一教育 ~ダイバーシティー(多様性)への挑戦~」を大きなテーマとして様々な企画を計画しています。ご期待ください!

(写真は京都教育懇話会高校生が撮影しました)