2016年8月21日(日)13:30より、立命館朱雀キャンパス 多目的室におきまして、
京都教育懇話会 公開学習会<日本の未来と人づくり>~グローバル時代の主権者教育~と題し、
NPO法人ドットジェイピーと共催し、開催いたしました。

門川 大作京都市長による講話

まずは、京都市長 門川大作氏による講話が行われました。
冒頭に、互いの欠点を言い合うのではなく、互いに補い合うことの大切さを自らの経験を通してお話いただき、
その後も幼少期からの体験、就職に至った経緯、そこで感じられた人々の思いを語られ、

会場の様子

 

 

 
最後には子育てに大切なこととして①比べない ②退屈させない ③落ちこぼさない ④再チャレンジの4つをご提示いただきました。
市長の生い立ちを交えた講話に、会場の皆さまは熱心に聞き入っておられました。

 

続いて、杉浦 真理氏(立命館宇治中学校・高等学校教諭)による模擬授業が行われました。
京都府内から集まった約30名の中高生に対して、EU離脱問題をテーマに残留派・離脱派・分からない派の3つに分け、ディスカッションを行いました。

OLYMPUS DIGITAL CAMERA

杉浦 真理氏による模擬授業

模擬授業の様子

 

 

 

 

 

 

 

 

中高生からは難民問題や金融対策、雇用問題など、幅広い質問や意見が飛び交い、大人顔負けの活発な議論が広げられました。

最後はNPO法人ドットジェイピーが主体となった授業総括討論会が行われました。
最初は中高生3~4人のグループに分かれ、どのような力を身につければよいかを考え、
言語力・英語力・コミュニケーション力・行動力・積極性などのキーワードが挙げられました。

討論会の様子

その後、それぞれのグループに大人も入り、今の社会情勢や中高生に期待することを語ってもらい、世代を超えた意見交換を行うことができました。

 

 

 

 

 

市長講話からは、「市長の生い立ちやそれに至った考えなど貴重なお話が聞けてよかった」「生きる力をどう育成していくか。教員として自分は何が出来るか考えさせられた」「大変わかりやすかった」。
模擬授業・討論会では「アクティブラーニング実践に参加出来、大変参考になった。中高生の意見を聞き、対話が出来たことがよかった」「他国のことを考えるきっかけになった」「引き出し、力をつける授業をめざしたい」「大変よい授業だった」「このような取り組みで大勢の前で自分の考えを述べたり討論することに喜びを感じられる若い世代が増えるとうれしいです」など参加者からの感想が寄せられました。

今回の学習会には教職員、社会人、学生など合わせて約85名にご参加いただき、大盛況のうちに終了いたしました。ありがとうございました。

※当日の様子は、8月22日(月)付けの京都新聞朝刊、朝日新聞朝刊に掲載いただきました。