新型コロナの流行で私たちの暮らしを取り巻く環境は激変しています。難問、課題が山積み状態の中で、IT・デジタル化やグローバル化を巡る熾烈な競争は一層加速し、教育現場にも従来の常識では世界に通用しない荒波が押し寄せています。先行き不透明な混迷の時代を生き抜くカギは何か。「Withコロナ」時代のキーワードはレジリエンス(逆境を乗り越える、しなやかなパワー)と言われています。秋の例会では、講演のゲストに日本の部品製造現場に24時間無人稼働で多品種少量・単品生産を可能にする新たな技術革新の波を起こしたHILLTOP副社長の山本昌作氏をお迎えし、元京都市副市長でレジリエント・シティ京都市統括監の藤田裕之氏との対談の2部構成で開催します。山本氏は工場火災で九死に一生を得た経験の中から米国ディズニーやNASA(アメリカ航空宇宙局)など世界が認めた最新モデルのIT鉄工所を実現した京都の経営者で知られています。コロナ禍で鮮明になったニューノーマル(新常態)の世界を切り開くレジリエンスを備えた次世代育成とはどうあるべきか、秋の例会が実践論議を進化させる場になればと考えています。

【日 時】2020 年11月26日(木)18:30 ~ 20:30(予定)
参加無料 事前申込制(先着順) 定員100名

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【会 場】kokoka 京都市国際交流会館

【アクセス】京都市左京区粟田口鳥居町2番地の1

     (京都市営地下鉄東西線「蹴上駅」徒歩約6分、京都市バス「岡崎公園・美術館・平安神宮前」徒歩約10分 ※アクセスマップ

登壇者紹介

山本昌作
HILLTOP株式会社 代表取締役副社長
1954年生まれ。1977年立命館大経営学部卒。母親から懇願され、全聾の兄のため家業で創業していた従業員5人の有限会社山本精工(現HILLTOP、兄は現社長)に入社。早くから大量生産方式のモノ作りとは一線を画し、金属の三次元加工をプログラムで自動制御できる独自の生産管理システムで多品種単品の24時間無人化工場を実現。中国、米国へも進出し、現在の取引社数は国内外2000社を超える。「関西IT百選」最優秀企業や経済産業省の「地域未来牽引企業」に選定されるなど受賞多数。京都試作ネット代表、名古屋工業大非常勤講師、大阪大非常勤講師などを務め現在に至る。著書に「ディズニー、NASAが認めた遊ぶ鉄工所」。

藤田裕之
レジリエント・シティ・京都市統括監/元京都市副市長

1955年生まれ。京大教育学部卒業後,京都市に入り、市教委生涯学習部長,右京区長等を歴任。2013年副市長に就任(教育・子育て支援,保健福祉・医療,文化芸術,スポーツ,区役所行政・地域コミュニティ,防災・危機管理,国際交流,上下水道事業などを所管)。2017年から副市長退任に伴い、レジリエント・シティ京都市統括監に就き、レジリエンスの啓蒙活動に尽力。昨年7月京都市国際交流会館館長に就任。