世界的な新型コロナの影響で私たちの暮らす社会は劇的に変化しています。こうした環境変化の潮流を睨み、グローバル競争が一層激化する中、社会変革の担い手としてスタートアップ企業に熱い視線が注がれています。とりわけ若手起業家の活躍がZ世代に与える影響は大きく、最近では大学生の起業やスタートアップへの就職を希望する若い世代も増え、企業の採用最前線に異変の兆しが顕著です。そこで6月例会は「スタートアップの躍進と次世代の人材育成」を基本テーマに、堀場厚京都教育懇話会会長と若手起業家による討論会を京都商工会議所との共催で開催します。「起業家×イノベーション×次世代」さらに「×京都力」の組み合わせでどういった化学反応の風が教育現場や企業の最先端で巻き起こるか、激変時代の次世代育成を巡る実践論議をより深める場になればと考えています。


6月30日(水)、京都経済センターにて開催されました、58回例会の模様を動画配信中です。

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登壇者紹介

株式会社堀場製作所 代表取締役会長兼グループCEO
本懇話会会長
堀場 厚 氏

1971年 オルソン・ホリバ社入社。1977年カリフォルニア大学アーバイン校電子工学科修士課程を修了し、堀場製作所に帰任。1992年 代表取締役社長に就任、2005年より代表取締役会長を兼務。2018年より現職。 社長就任時の年間売上高 約400億円を、売上高2,000億円、世界29か国に展開するグローバル企業へと成長させた。現在、グループ従業員は8,000名を超え、うち約6割を外国人が占める。 2010年より京都商工会議所副会頭、2020年より関西経済連合会副会長・関西文化学術研究都市推進機構理事長に就任し、現在に至る。 2010年に仏・レジオン・ドヌール勲章シュヴァリエを受章。2019年 旭日中綬章を受章。

Pieces of japan株式会社  Co-Founder & CEO
小山 汀奈 氏

スイスで生まれ育ち、建築家であるスイス人の父、日本人の母をもつ。京都に生まれ育った母のもと、幼い頃から京都の伝統文化に直接触れることも多く、その美しさに 興味を持つようになる一方で、対極にあるデジタル分野にも関心を深め、12歳でデジタル製品を作り始めた。大学卒業後、主にシリコンバレーでIT製品のプロダクトデザインに10年以上関わる中で、伝統工芸品の品質の高さや手の温もりの良さを再認識するとともに、日本文化に恩返ししたいと思い抱くようになり、令和2年4月にPiecesof Japan Studioを創設、主に欧米向けに自分たちがデザインした日本の伝統工芸品を普及させることに力を注いでいる。

Dari K株式会社 代表取締役
吉野 慶一  氏

1981年栃木県生まれ。18歳からバックパックで約60か国を旅する。世界の現状を憂いたり、出来ない・やらない理由を声高に叫ぶだけでは自分も世界も何も変えることはできないと29歳で脱サラ。カカオの生産量が世界第3位であるインドネシアに着目。不条理な環境により生計が安定しないカカオ農家に対し、新たな仕組みを導入するためには、自身がカカオの買い取りをする必要があると感じ、チョコレート製造小売のDari Kを2011年に創業。「努力が報われる社会」を目指しつつ、業界全体に大きなインパクトを与えるため日々世界中を飛び回る。慶応義塾大学経済学部、京都大学大学院アジア・アフリカ地域研究研究科修士課程、オックスフォード大学大学院比較社会政策修士課程修了。投資銀行やヘッジファンドで元金融アナリスト。

株式会社バイオーム Founder&CEO
藤木 庄五郎 氏

1988年大阪府生まれ。2017年3月京都大学大学院博士号(農学)取得。在学中、衛星画像解析を用いた生物多様性の可視化技術を開発。ボルネオ島の熱帯ジャングルにて2年以上キャンプ生活をする中で、環境保全を事業化することを決意。博士号取得後、株式会社バイオームを設立、代表取締役に就任。生物多様性の保全が人々の利益につながる社会を目指し、世界中の生物の情報をビッグデータ化する事業に取り組む。データを活かしたサービスとして生きもの図鑑アプリ「Biome」を開発・運営。経済産業省が認定する『J-Startup』にも選出。

共催 京都商工会議所

京都教育懇話会58回例会チラシデータ