運営委員および視聴者からの声

1. 基調講演・討論ともに、とても内容の濃い例会だったと思います。

2. 中村さんと正頭先生の予定調和的でない鋭いご発言(資本主義システムのバグ問題他)に園部室長の本音を含めた率直な返答が絡み合い、最後まで目が離せなかったです。楽しく見応えがありました。

3. 世代間で社会認識(時代感覚)に大きな差があることがよく分かりました。とりわけ、「お金の世界」や仕事に対する向き合い方の違いは鮮明で、大人の常識とは何か真剣に考える場になったと感じました。また、MZ世代の方々と共にやっていくには根本的な意識改革が必要とも感じました。

4. 討論で、個人の金融資産の問題(貯蓄信仰の功罪=お金が回る社会の構造や家計、日本経済への悪影響、貯蓄一辺倒では社会や世界に目が向かない等)に話が発展しなかったのは、少し残念に感じました。 中村さんや正頭先生のお金を巡るエピソードには、ヒントがあったようには思いましたが。

5. 投資とは何か、基調講演のお話は目から鱗でした。最近のSDGsと投資と企業の緊密な関係。投資は社会課題を解決する企業を応援する手段であり、社会とのつながりを強め、自らの選択肢を広げることにも欠かせないと。とりわけ「投資には社会を変えていく力がある」との園部室長の言葉がとても印象的でした。

6. 園部室長のデータで、日本人の金融リテラシーがいかに低いかよく分かりました。どう高めていくか、学校教育だけでなく家庭の役割もとても重要だと痛感しました。

7. 前回の第60回例会で池上先生が指摘された米国金融リテラシー教育のキャッチコピー「Get Rich Slowly!」をどう定義すればいいのか議論が盛り上がり、お金儲けや豊かさとはそもそも何か、再定義は大人世代の今後の課題、宿題と痛感しました。

8. 討論をお聞きして、異世代、異業種交流の大切さを肌で感じました。同時に、なぜ兼業や副業が働き方改革で話題になるのか、その意味が理解できました。その点で、学校現場も金融リテラシー教育をきっかけに外部との連携、交流を活発化すべきだと感じました。

9. (事務局より)
討論終了後、登壇者の皆さまからとても充実した議論だったとの感想をいただきました。また、何より、園部室長からも「東京から来た甲斐があった」とのお言葉をいただきました。ありがとうございました。