<日本の未来と人づくり>
「観光資源大国」日本の近未来像
~クールジャパンの魅力世界に発進~

新型コロナの発生から3年が経過、私たちの暮らしや経済は厳しさを増す一方です。地球的規模の難題、課題が山積する中、令和5年は「卯年跳ねる」で逆風を跳ね返し「飛躍の1年」にと、皆さんの気分を一新されたと推察します。潮目が変わる、確かな兆しは昨秋以来のインバウンド人気の復活に伺え、日本経済を支える主役として観光業への期待が高まっています。ただ「訪日観光客頼みでは観光業の未来はない」とサステナブル(持続可能な)観光への模索が列島各地で始まっています。そこで65回例会では立命館アジア太平洋大学教授の須藤智徳氏、同大学出身のマレーシア人起業家レオン・シェン・リム氏、早稲田大学内で創業した起業家小久保隆泰氏の3氏をゲストに招き、上記テーマを主題に開催します。討論形式とし、コーディネーターは 学校運営コンサルタント社長の中西將之氏(本懇話会運営委員)が務める予定です。グローバル新時代のサステナブル観光とはどうあるべきか、また世界で活躍できる観光イノベーション人材の発掘、育成法とは――日本の新たな観光をリードする論客4氏の「異論卓見」実践論議に耳を傾けたいと思います。

開催日時

2023年2月7日(火)17:00~19:30
後日YouTubeで配信予定

会 場

kokoka 京都市国際交流会館 イベントホール

京都市左京区粟田口鳥居町2番地1
<アクセス>京都市地下鉄東西線「蹴上駅」徒歩約6分

登壇者

株式会社Cool Japan TV CMO 
レオン・シェン・リム氏  氏

1989年マレーシア・マラッカ州出身。立命館アジア太平洋大学を卒業後、2016年Cool Japan TVに創業メンバーとして参画。企業や行政のインバウンドマーケティングにおいて数々の実績を残す。日本をテーマにしたMV「Tokyo Bon」は、YouTube  1億視聴数を突破、NHK日本動画大賞1位を獲得、世界的なブームとなる。2022年、代官山にアートギャラリーを開設、アーティストマネジメント、NFTアートプロデュースなどを行う事業子会社DRELAを設立。

株式会社ELternal(エルターナル)代表取締役社長
小久保 隆泰 氏

1982年埼玉県生まれ。早稲田大学大学院経営管理研究科修士課程修了。2003年急逝した父親の後を受け、20歳で埼玉厄除け開運大師・龍泉寺の代表役員に就任。以来いち早く家族葬などお寺経営の改革を進め、2018年より地元・熊谷市の要請などを受け、お寺を使った観光資源開発モデル作りに取り組み、斬新な「切り絵の御朱印」や「お守り」などのアイデアで初詣客をわずか3年で150倍15万人に増やす。また承継当時200軒程度の檀家は現在4000軒以上に。2020年7月早稲田大学内で現会社を創業、京都・仁和寺など日本の代表的な寺社仏閣のコンサルティングを複数手掛ける。

立命館アジア太平洋大学(APU)アジア太平洋学部教授 
須藤 智徳 氏

1990年大阪大学経済学部卒、University College London環境資源経済学修士課程修了、早稲田大学アジア太平洋研究科博士後期課程修了。この後民間金融機関勤務を経て海外経済協力基金(JICA:現国際協力機構)に入り、企画部在籍中はSDGs形成や気候変動交渉に従事。2015年10月よりAPU准教授。2018年10月より現職。研究分野は環境資源経済学、開発経済学、環境・気候変動政策、持続可能な開発政策。 今年4月新設予定のサステイナビリティ観光学部立ち上げに尽力、同学部教授に就任予定。

株式会社ツナグラボ代表取締役
中西 將 之氏

2000年同志社大学経済学部卒、人材業界で約10年、食品メーカーでの採用育成、広告代理店での新規事業開発などを経験し、2014年にツナグラボを起業。私立中高入試イベント企画・中学受験ポータルサイト運営業務等を展開、2015年から約3年LINE株式会社の情報モラル啓発活動に従事、2018年からはSDGsの啓発活動を学校を中心に展開。2022年は学校・地域・企業向けに年間約70件ほどの講演・ワークショップ登壇。2014年度より京都教育懇話会企画運営委員も務める。
著書(共著)に「〜自分ごとからはじめよう〜SDGs探究ワークブック」(2019・noa出版)

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