<日本の未来と人づくり>
生き方を育む金融教育
~投資は現実の世界を知る最良の教科書~

デジタル化の進展に伴い、私たちの暮らしに身近なお金の世界が劇的に変化しています。一昔前と違って今は誰でもスマホで買い物や飲食ができる便利な時代。13歳向けの金融入門書ではビットコインやモバイル決済、ポートフォリオなど難解な金融・証券用語がごく自然に紹介されています。こうしたお金を巡る最新情勢を踏まえ、本懇話会では誰にでも普段必要な金融リテラシーの習得は学校教育の今日的要請と判断し、60回と61回例会のテーマに取り上げ大きな関心を集めました。とりわけ国の「資産運用立国」宣言や来年1月スタートの新NISA(少額投資非課税制度)などを背景に、今では資産運用の成否が日本経済復興のカギとまで言われています。そこで秋の69回例会は金融教育の第三弾として、ゲストに農林中金バリューインベストメンツ株式会社常務取締役兼最高投資責任者(CIO)の奥野一成氏を招き、上記標題で開催します。「投資は現実の世界を知る最良の教科書」と明快に言い切る奥野氏の投資実践持論に耳を傾け、子供も大人も学ぶ時代の金融教育論議を深める場になればと考えます。

講 師

奥野 一成 氏
農林中金バリューインベストメンツ株式会社
常務取締役兼最高投資責任者(CIO)

Profile

農林中金バリューインベストメンツ株式会社(NVIC) 常務取締役兼最高投資責任者(CIO)。京都大学法学部卒、ロンドンビジネススクール・ファイナンス学修士修了。1992年日本長期信用銀行入行。2003年に農林中央金庫入庫。2007年より「長期厳選投資ファンド」の運用を始める。2014年から現職。日本における長期厳選投資のパイオニア。著書に『教養としての投資』『投資家の思考法』(ダイヤモンド社) など。

当日会場で聴講された方のご感想

〇将来教員になった時にどのような金融教育をすればいいか理解できた。キャリア教育についての話もあり、参考になった。(20代・学生)
〇自分の思い描いていた「金融教育」の価値観がアップグレードされました。課題解決のために働く人になり、自分の人生のオーナーになりたいと思いました。(20代・会社員)
〇自分がオーナーになるという考え方がとても心に響いた。社会で必要とされる人間になれば、自然と自分の価値があがっていくと思って決断をしていきたい。また、その考え方をそのまま投資につなげることで相乗効果を上げていきたい。(20代・会社員)
〇お金、投資、教育について今までにない視点を得ることができました。「ありがとう」を得て自分を高め社会に貢献(何か役に立つことを)したいです。(40代・小学校教員)
〇日本人としての自分の目を開かせて頂いたような感覚がありました。未来ある子どもたちにも活かしていきたいと思いました。自分自身もさらに強くなろうと思います。(40代・教員)

関連動画のご案内

奥野一成氏が出演されている動画(投資信託協会チャンネル)をご案内いたします。

<動画①>
【高校教員向け】投資のプロが語る金融教育の授業とは?
https://www.youtube.com/watch?v=pesWDafqbrc

<動画②>
【高校教員向け】現場の先生のリアルな質問にお答えします!【金融教育】
https://www.youtube.com/watch?v=LP7te21bPwI