第37回京都教育懇話会例会は、2016年6月29日(木)18:30より、
<日本の未来と人づくり>18歳高校生の政治参加を考える–主権者教育の可能性と題し、

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林大介氏による基調講演の様子

基調講演に、林大介氏(東洋大学社会学部助教・模擬選挙推進ネットワーク事務局長)をお招きし、立命館朱雀キャンパス多目的室にて開催いたしました。

開会挨拶のあと、林氏の講演が行われました。
国内外のさまざまなデータを明示し、当事者意識を持つことが大事であることを常に問われ、会場の皆様も自分事として考えながら熱心に聴いておられました。

基調講演のあとは、西村浩治氏(京都市立紫野高等学校教頭)、若林聡氏(堀場テクノサービス グローバル戦略本部統括長)、コーディネーターを杉浦真理氏(立命館宇治中学校高等学校教諭)の3名と林氏を含めた4名による パネルディスカッションが行われました。

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杉浦 真理氏

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西村 浩治氏

フロアの声を聞く場面もあり、 「大人が勉強し続けている姿が大事であり、子どもはその姿勢を見ている」という声もあれば、「本物の議員をどうやって選ぶのか」など、様々な角度から活発な意見交換が行われました。

 

 

 

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林 大介氏

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若林 聡氏

最後には、参加した高校生から「多くの人たちが今の社会について真剣に考えていて、 自分達も頑張らなければならない」という前向きな意見と「たばこをポイ捨てしている人やイヤホンをつけながら自転車に乗っている人はどうなのか」と社会に疑問を投げつける声に、会場の皆様も改めて自分事として考えられている様子でした。

 

 

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会場の様子

参加者からは、「若者の意識に関して様々なデータを見ることができ興味深かった」 「主権者教育は高校からやるものではなく、小・中学校からはじまるというお考えに非常に共感した」「パネリストだけではなく、会場からも、大変貴重な経験や考えを聴く事ができてよかった。政治とは何か?政治と私の関係等、色々深く考えさせられる大変良い機会になった」

「自分の考えを持ち、判断し、表現する力を子どもたちに養わせていく中で、他者の意見との調整も大切にさせたいと感じた」「高校生参加者の発言(少人数教育が発言しやすく、政治参加への道につながるのでは・・)に感動。本日参加した甲斐があった」などという感想が寄せられました。

今回の講演には教職員、社会人や学生など合わせて約75名にご参加いただきました。ありがとうございました。

※さらに当日の様子は、
6月30日(木)KBS京都「京都新聞ニュース」にて放映、7月1日(金)京都新聞(23面)、
7月2日(土)毎日新聞(23面)に掲載されました!!